行政書士開業の厳しい現実の話【廃業とその現状】



行政書士は資格だけでは食べていけないのが現実です。

これは行政書士以外の士業もいえることですが、国家資格を取得したからといえ、それだけで仕事がふってくるわけでもなく、開業しただけで利益が上がるわけではありません。

行政書士現実はどういったものなのでしょうか?

この記事では、行政書士の現状について解説していきます。

行政書士開業の厳しい現実の話

行政書士開業の厳しい現実の話

行政書士に現実は、とても厳しいものとなっております。

開業しても、仕事がないため、すぐに廃業若しくは開店休業する行政書士も少なくありません。

なぜ、行政書士の現状が、こういった散々たる事になるのでしょうか?

その理由として、以下の事由が考えられます。

・行政書士業務はニッチ業務である

・行政書士業務は継続業務が少ない

・開業したては実務ができない

・行政書士も結局は営業力が必要

行政書士業務はニッチ業務である

行政書士業務は士業の中では、ニッチ業務に当てはまります。

そのため、業務のパイは、かなり少ないものになっています。

昨今では行政書士が増加しており、大勢の行政書士でこの少ないパイを奪い合っています。

行政書士業務は継続業務が少ない

行政書士業務はスポット業務が中心で、継続業務が少なくいため、顧問業務につながりにくくなっています。

仕事を獲ってきてはそれをこなし、仕事は獲ってきてはきてはそれをこなし、というのが基本的な事務所運営のルーティーンで、なかなか安定した収入見込みが立ちにくくなっているビジネスモデルとなっています。

開業したては実務ができない

もともと業界にいて独立をした人を除けば、開業後の行政書士の実務は全く初めてで、実務ができない状態にあると思います。

行政書士試験では、実務とはかけ離れていることを勉強するため、行政書士試験を合格したからといって、実務ができるわけではありません。

実務ができない人に、仕事をふろうとは誰も思わないので、実務ができるようになるまでは、なかなか仕事をとることが難しいです。

行政書士も結局は営業力が必要

行政書士も、競争社会の中の一部の業種なので、結局のところ、仕事を獲ってこれる営業力が必要となります。

この営業力の根幹は、人と人とのコミュニケーション力にあるので、一長一短に伸びるというところではないです。

行政書士開業後は、実務の勉強の他、営業力を挙げることに注力が必要となります。

行政書士で稼ぐには5年は必要

行政書士で、安定して稼ぐためには最低5年は必要だと思います。

中には1、2年ですぐ稼げるようになる人もいますが、ただ単にその人とのポテンシャルの違いかと思います。

また、行政書士以前にいた業界にもよるところが大きいです。

行政書士開業後は、元居た業界の人脈を使い、仕事を獲ってくることが基本となります。

そのため、人とのつながりが乏しい業界にいた場合は、その人脈を使うことができず、一から人脈つくりをしていかなければなりません。

人脈づくりも一長一短ではなく、徐々に積みあがっていくものですから、やはり5年は必要といえます。

行政書士の廃業と現状

行政書士開業後は、無収入の時期もあります。

稼げるようになるまで時間もかかるため、やむなく廃業又は開店休業する行政書士は多数いるのが、業界の現状となります。

廃業や開店休業にならないためには、開業後すぐに営業を頑張って仕事を獲ってくるか、開業前の貯蓄を頑張る必要があります。

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