行政書士が増加し続け、ついに全国で5万人突破しました。
コンビニが全国で6万件弱ほど存在しますから、その数に勝るともおとらない勢いです。
なぜ、行政書士にこんなに人気があつまるのでしょうか?
この記事では、行政書士がまだまだ増加し続ける理由について考察していきたいと思います。
ただのフリーランスより有利な行政書士を目指す
昨今では雇用情勢が変化し、安定=正社員という考えが変わってきています。
終身雇用も崩壊してきており、早期退職やリストラ、いつ首を切られるかわからない会社にしがみついているよりも、一旗上げて独立開業を目指す方が増加してきているのです。
そういった傾向に伴い、何も資格がないただのフリーランスより、国家資格を取得して、資格を活かして独立開業をしようする傾向が強くなっているようです。
国家資格の中でも、行政書士は比較的容易に取得することができ、それで行政書士に人気が集まっているのです。
国家資格の中では容易に取得することができる
国家資格を受験する際に、学歴等問われる資格は多数ありますが、行政書士の場合は、特に学歴等問われることはありません。
また、試験自体も他の国家資格に比べ安易に取得することができ、少し勉強すれば誰でも取得することができます。
行政書士の敷居が、他の国家資格よりも低いことからも人気を集めています。
行政書士をとって、人生一発逆転だと、考えている人も少ないありません。
行政書士の会費は他士業よりも安い
行政書士の月会費は月1万円弱ぐらいです。
維持費が安価なため、それほどネックにならず、行政書士の仕事をしていなくても廃業しない人が多数を占めます。
登録しておくだけで、行政書士に仕事ができるわけですから、年に一度でも依頼を受けると、この維持費をペイすることができます。
また、行政書士は社会的にも認められている職業のため、一度登録すると、廃業する理由がないのです。
そのため、行政書士で生計をたててない人でも行政書士を続け、新陳代謝が行われずに、登録人数だけが積みあがっていっています。
行政書士は食えるキャンペーンがすごい
すこし前ですと、行政書士は食えないキャンペーンがネット上では展開されていましたが、昨今ではYoutuberやブログなどで、行政書士食えるキャンペーンが展開されています。
それに伴い、行政書士は食えるという希望をいだいて行政書士に挑戦しようとする人が増加してきたからです。
今後もこの傾向が続くことが予想でき、今後も行政書士が増加していくことは間違いないでしょう。
全国5万人は驚異的な数か?
行政書士数がついに5万人を突破しました。
10年後には6万人を突破する流れだと考えで良いかと思います。
それでは行政書士5万人は驚異的な数なのか?と言われれば、多い方ではありますが驚異的とまでは言えません。
他の国家資格の人数でいうと、およそ医者で34万人、看護師120万人、弁護士4万人、税理士8万人となります。
数字的に比較すると、驚異的というほどではありません。
ただ、行政書士に医者のように需要があるのか?と言われれば疑問ではあります。
行政書士を目指すなら早くした方がいい
行政書士が増加し続けるのは、ご承知のとうろりかと思います。
しかし、行政書士の需要が伸びるのか?と言われば、特にそういった気配はありません。
そのため、行政書士が増加すれば増加するほど、仕事の取り合いとなります。
少しでも早めに参入して、先行者利益を狙うことをお勧めします。
後になればなるほど、過当競争に巻き込まれ、事務所運営が難しくなってくるのは明白だからです。