IOTA(アイオタ/MIOTA)は、仮想通貨(暗号通貨)のアルトコインの一種です。
IOTA(アイオタ)は、ビットコインなど他の仮想通貨とは大きく異なり、ブロックチェーンを利用していない唯一の仮想通貨となります。
目次
IOTA(アイオタ/MIOTA)の特徴
IOTAはマイクロペイメント(少額決済)に特化したコインでIoT(モノのインターネット)に導入することを目的に開発された仮想通貨(暗号通貨)になります。
例えば洗濯機やエアコン、テレビなどインターネットに接続され、ネット経由で操作が可能になります。出先からテレビの番組録画とかもできるんですよね。
こういったネット経由で操作するには、結構コストがかかりますし、多くのデータ送信プロセスが必要になってきます。
このloTを簡略化し、一つ一つのloT少額の支払いをするのがこのIOTA(アイオータ)になります。
そして、IOTAにはブロックチェーンとは全く違う決済プロトコルである「Tangle(タングル)」という新しい技術を使っています。
Tangle(タングル)とは
Tangle(タングル)とは非循環有向グラフ構造に基づいたブロックチェーンのような技術のことをいいます。
つまり、 ブロックチェーン技術と似ているけど、違う技術 なのです。
Tangle(タングル)はブロックチェーンのように数珠繋ぎに結合しないシステムなので、その分負荷がかからずに効率がよくなっています。
また、Tangle(タングル)にはマイナー(採掘)という概念がありません。例えば誰かが新しい取引をしたとします。
その一番新しい取引がその前の取引を承認するという技術になっています。
それらのシステムにより、手数料無料や処理スピードの高速化を実現させていると言うことになります。
IOTA(アイオタ)のメリット
IOTA(アイオタ)のメリットには以下のものが上げられます。
- loTの為の仮想通貨
- 手数料が無料
- 量子コンピューター耐性
- ブロックサイズ問題がない
などが上げられます。
今後loTの分野が伸びてきたときにはIOTA(アイオタ)がかかせないという時代がやってくるかもしれません。
これだけのメリットがあるので、安い今のうちにと考えている人も少なくないかもしれません。
IOTA(アイオタ)との提携企業
IOTAと現在提携している企業などです。下記以外にも多数あり。さらに今後、ますます増えていくと予測されます。
- 台北市
民の個人認証計画に、IOTA(アイオータ・イオタ)によるブロックチェーンへの代案であるTangle(タングル)を導入するためにIOTA Foundationと提携
- InnoEnergy社(ヨーロッパ)
IOTAのタングルを利用してe-モビリティとスマートコミュニティエネルギーマーケットプレイスのビジネスモデルを開発するとし提携
- DXCテクノロジー社(ヨーロッパ)
ドイツが主導するスマートファクトリー(考える工場)を核とするプロジェクト-「インダストリ4.0」開発ののため提携
- Botsh(ボッシュ)(ドイツ老舗)
自動車部品メーカーのBotsh(ボッシュ)がTangle(タングル)の将来性を評価し投資
Botsh(ボッシュ)の投資
IOTA(アイオタ)がBotsh(ボッシュ)から投資を受けたことは、IOTA(アイオタ)の将来性を強く印象付ける出来事の一つだと思います。
今後、手数料が無料という強みやトランザクションが速いという強みから、 今後さらなる飛躍を見込まれておるIoT産業に利用されていくと予測されます 。
IOTA(アイオタ)の技術は、スマートシティと呼ばれるIoTが進んだ都市開発や、自動運転技術の基盤になると言われており、このBotsh(ボッシュ)との提携はそれらへの布石だと考えられます。