最近急上昇し時価総額トップ10入りしたStellar(XLM/ステラ)、さらなる飛躍が期待されています。
日本ではまだ知名度は低いですが海外では大きな注目を浴びているコインです。
目次
仮想通貨-Stella(ステラ)とは
2014年7月にリップルの創業者でもあるジェド・マケレーブ(Jed McCaleb)氏を中心にして開発された仮想通貨(暗号通貨)です。
リップルを基に創られた通貨 なので、基本的な性能は同じです。開発された当初は、ステラ(Stellar/STR)だったのですが、2015年にアップグレードされルーメン(Lumens/XLM)に変更されています。
なので、正式な名はルーメン(Lumens/XLM)なのですが、ステラ(Stellar/STR)という名が定着しているため現在でもステラ(Stellar)と呼ばれたり、ステラ ルーメン(Stellar Lumens)と呼ばれたりしています。
ジェド・マケレーブとは
New video: what’s the difference between the Stellar network and Bitcoin? https://t.co/WkRtWUQx7o pic.twitter.com/eQFuA8wyHW
— Jed McCaleb (@JedMcCaleb) 2016年2月23日
マウントゴックスの創設者であり、リップル、ステラの開発者です。
今では仮想通貨事業を主導した人物としてもっとも有名な1人となっています。
リップルとステラ(Stella)の違い
ステラはとリップルを基に開発されたと述べましたが、まったく同じなのか?
と言うとそうではないんです。
リップルは企業向け、Stella(ステラ)は個人向け
リップルとステラの最大の違いが、 リップルは企業向け で ステラ(Stellar)は個人向け というコンセプトでしょう。
リップルは銀行などの金融機関やアマゾンなどの多国籍企業間の送金システム(橋渡し、ブリッジ)を想定して創られています。
一方、ステラ(Stellar)は個人間の送金システムを想定されて創られています。
そのため、ステラ(Stellar)は扱う金額がリップルより少額なため、送金スピード(決済)も早くなっています。
発行枚数の違い
リップルとステラ(Stellar)は共に発行上限が1,000億枚となっていますが、
この2つに通貨には大きく異なる点があります。
- リップルは取引の度に減少していくため、年々流通総数量は減少している
- ステラ(Stellar)は1年ごとに発行量が1%増えるようになっている
つまり、リップルは年々減っていくのに対し、ステラ(Stellar)は年に1%増やすことで通貨価格が乱高下しないように安定に努めているということです。
また、国際送金をしても手数料は0.00001XLM(=0.0002円)と、かなりコストも安いです。
個人に嬉しいエコ通貨ですよね。
プロトルコの違い
プロトコルとは、簡単に言えばルールです。
ステラは、SCP(Stellar Consensus Protocol)という独自のプロトコルを導入しています。
このプロトコルは、リップルのアルゴリズムに改良を加えたもので、ブロックチェーンが分岐するリスクを排除し、安全性を高めるためのプロトコルです。
つまり、 ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)のように分裂する危険性がなくなりました 。
Stella(ステラ)の将来性
現在ステラ(Stellar)は多くの企業と提携を結んでいます。
今後提携企業はますます増えていくと予測されます。
提携先-IBM
#IBM, @KlickEx & @StellarOrg have designed a universal, cross-border blockchain payments solution #Sibos2017 https://t.co/aDYLYvhLmq pic.twitter.com/mlUqFOlKrD
— IBM Blockchain (@IBMBlockchain) 2017年10月16日
IBMは、Stellar(ステラ)の技術を使って、 国際送金決済サービス「ブロックチェーン・バンキング・ソリューション」 を開発中です。
この「ブロックチェーン・バンキング・ソリューション」とは、企業や消費者が決済取引をほぼリアルタイムに決済できるように、スピードを向上させることを目的としています。
その他
- Parkway(パークウェイ)
- Deloitte(デロイト・トウシュ・トーマツ)
などが現在の代表的な提携先です。