行政書士を独立開業し、真っ先に悩むのが集客方法です。
独立開業すれば一国一城となりますが、その責任はすべて自分に降りかかってきます。
生活費を稼がなくては事務所運営維持もままなりません。
そのため、真っ先に悩み、取り組まなければならないいわば集客方法は命題となります。
この記事では、新人行政書士の集客方法について現役の行政書士が、自身の経験をもとに解説していきます。
実際に効果があった集客方法とは?
行政書士の集客方法は以下の通りとなります。
これらは、実際私が行ってきて効果があったものです。
また、集客方法に関しては、その人のキャラクターにもよるので、自分にあった集客方法を選択して実行していくことも大事とおもいますので、一例としてください。
・ホームページを作成して訴求する
・同業者や他士業の事務所に名前を売りに行く
・異業種交流会に参加する
・はがきなどDMを送る
ホームページを作成して訴求する
今や営業の王道ともいうべきで集客方法だと言えます。
ホームページを作成し、公開しておくだけで、優秀な営業マンとなります。
現在では、ほとんどの若手の行政書士が自身のホームページを公開しているので、過当競争は激しいですが、まだまだ有効な手段です。
ホームページを作って公開しておくだけで、年に数件はお問い合わせがあります。
同業者や他士業の事務所に名前を売りに行く
同業者や他士業の事務所に直接挨拶に行って、仕事をまわしてもらいます。
あれが欲しいこれが欲しいとえり好みしていると、仕事はまわしてもらえません。
その事務所がやりたくない仕事をあえてまわしてもらいます。
与えられた仕事を着実にこなしていき、信頼を積み上げていくと、良い仕事もまわしてくれるようになります。
信頼関係がもととなっていますので、義理人情はしっかり果たしましょう。
異業種交流会に参加する
異業種交流会に出席すれば、経営者がたくさんおられます。
その経営者に直接訴求して仕事につなげます。
1回や2回では、信頼関係を構築することが難しいので、何回も足を運ぶことが大事です。
また、信頼関係を構築するうえで、ゴルフは強力な武器となります。
ゴルフのラウンドを1回でも一緒に回れば、その経営者の記憶にも残りやすくなり、何かあれば声をかけてくれるようになります。
はがきなどDMを送る
既存の許可業者に、更新手続きに関するはがきなどのDMを送ります。
既存の許可業者の住所などは都道府県が公開していますので、新規の手続きに関するDMを送るよりかははるかに取り組みやすいです。
この集客方法を行っている行政書士は、かなりいますので過当競争は激しいです。
そのため、まだ手付かずのニッチ業務などがねらい目となります。
行政書士開業後3年は集客にいそしむべき
行政書士の開業後3年は集客にいそしむべきです。
集客をがんばり、たくさんの仕事の受注を受けてしまった場合、有頂天になりがちですが、謙虚に集客を続ける必要があります。
なぜなら、基本的に行政書士業務はスポット業務となので、その業務をすべて完遂してしまうと、仕事が一気になくなります。
リピート業務もありますが、次のリピートが5年後だったりしますので、それまで事務所の経営がもちません。
礎をしっかりつくるにも、様々な集客方法を試しながら3年は続けた方がよいでしょう。