ダッシュ(DASH)は仮想通貨(暗号通貨)アルトコインの一種で匿名性の高い仮想通貨と呼ばれています。
2014年公開当初はダークコイン(Darkcoin)という名でしたが、闇社会を連想させるといった意味合いから改名に至ったとされています。
通貨名・・・ダッシュ(DASH)
通貨略号・・・DASH
公開日・・・14年1月
発行限度枚数・・・2200万DASH
公式サイト・・・https://www.dash.org/
ビットコインと同じく、発行限度枚数が2200万DASHと決められています。
また、ビットコイン同様に、 「実際の決済を目的」として開発されたデジタル通貨 になります。
これに対しイーサリアムはアプリのプラットフォームとして、リップルは国際送金決済の手段として開発されています。
目次
仮想通貨ダッシュ(DASH)の特徴
ダッシュには大きく分けて3つの特徴があります。
- 取引がスピーディー
- 匿名性が高い
- マスターノード
取引がスピーディー
ビットコインでは一つの取引に10分程度かかると言われていますが、ダッシュ(DASH)はなんと4秒で可能です。
めちゃくちゃ早いですね。この速さは「InstantX」と呼ばれる決算手段を採用していることから実現しています。
匿名性が高い
ビットコイン場合は取引が公開され誰が誰と取引をしたか確認できることができますが、ダッシュ(DASH)はダークセンド(Darksend)と呼ばれる匿名性の高いシステムが使われ、追跡が難しくなっています。
ダークセンドの仕組みは、同じ時期に送信しようとしている複数のユーザーの通貨を、 一度一定の場所に入れてミックスし 、送金します。
情報をミックスすることで、匿名性を維持しているという訳です。
ただし、
- 参加者が3人以上必要
- 送金限度額は1000DASHまで
といった、二つの条件をクリアしなくてはなりません。
マスターノード(Masternode)あり
マスターノード(MasterNode)とは仮想通貨の取引を助ける機能があります。
一般的に知られているのがマイニング(採掘)ですが、 マイニングよりも報酬は断然大きい です。
マスターノードを建てるためには、その通貨をある一定、保有しておかなくてはならず、マイニングよりも敷居は高くなっています。
DASHの場合は現在、1000 DASH以上(約3500万円相当)でマスターノードを建てれます。
ダッシュ(DASH)のリスク
ダッシュ(DASH)の匿名性の高さはセキュリティ面から考えればメリットになりますが、デメリットとなる場合もあります。
例えば、この匿名性の高さを悪用され、マネーロンダリングなど非合法行為の温床となれば、ダッシュへの信用性は失墜します。
そういう事態になれば、政府や機関も規制に乗り出すだろうと予測されます。
今のところそういった兆候は見られませんが、一つのリスクとして頭の片隅に置いておくといいでしょう。