全世界株式インデックス投資「オルカン」と「除く日本」のどちらがお勧め?ずばりお答えします!



全世界株式インデックスファンドには、日本を除く全世界株式に投資する「全世界株式(除く日本)」と、日本を含めた全世界株式に投資する「全世界株式(オールカントリー:通称オルカン)」があります。

どちらに投資するか悩む人も多いではないでしょうか?

この記事では、「全世界株式インデックスファンド(オルカン)」と「全世界株式インデックスファンド(除く日本)」について、メリット、デメリットをふまえて検証していきます。

全世界株式インデックスファンド(オルカン)と全世界株式インデックスファンド(除く日本)の違い

全世界株式オールカントリーとオルカン除く日本のどっちがお勧め?

全世界株式インデックスファンド(オルカン)は日本を含む全世界の株式に投資できるインデックスファンドとなります。

また、全世界株式インデックスファンド(除く日本)は、その全世界株式から日本株式をのみを除いたインデックスファンドとなります。

つまり、この二つの違いは、全世界インデックスファンドの日本を含むか含まないかの違いとなります。

全世界・含む日本(オルカン) 全世界・除く日本
設立年月日 2018/10/31 2018/3/19
手数料 0.05775% 0.05775%
トータルリターン(5年) 17.51% 17.83%
トータルリターン(1年) 32.14% 32.07%
リスクの分散 手堅く日本市場含む全世界にリスク分散 日本市場のリスクを回避できる
メリット 日本市場の上昇相場の恩恵を受ける 日本株をすでに持っている場合、二重投資を避けれる
デメリット すでに日本株を持っている場合、日本市場の比率が多くなる 日本市場の上昇相場の影響を享受できない

手数料においては、「含む日本」も「除く日本」も同率となりますが、トータルリターンでは5年平均で「除く日本」が有利となっており、直近の1年平均で「含む日本」が有利となっています。

この現象は、昨今の日本市場上昇相場の影響によるものだと考えられます。

全世界株式インデックスファンド(オルカン)と全世界株式インデックスファンド(除く日本)の資産構成比較

次に全世界(含む日本:オルカン)と全世界(除く日本)の国別資産構成となりますが、日本のおいてはその差5%となっています。

つまり、日本市場の影響は5%と全体から見れば軽微なものとなっております。

全世界・含む日本(オルカン) 全世界・除く日本
北米 60.79 % 64.30%
欧州 17.36 % 18.36 %
中南米 0.88 % 0.93 %
アジア・オセアニア 18.96 % 14.29 %
全世界・含む日本(オルカン)全世界株式インデックスファンド(オルカン)と全世界株式インデックスファンド(除く日本)の資産構成比較
全世界・除く日本全世界株式インデックスファンド(オルカン)と全世界株式インデックスファンド(除く日本)の資産構成比較

ファンドは生き物!?構成比率は変わる?

日本株のリスクがわずか5%なら、含んでも含まなくてもどちらでもいいかと思うところですが、ファンドは生き物です。

時代に合わせて、構成比率を変更することも十分に考えられますので、日本市場がこのまま上昇していき、「全世界・含む日本(オルカン)」が日本比率を上げた場合、「全世界・除く日本」は大きく劣後することとなります。

「全世界株式含む日本(オルカン)」と「除く日本」ずばりどちらを買えばいい?



日本株にすでに大量に投資をしているのならば、あえて含む日本(オルカン)を選択する必要がないと思いますが、今後日本市場に期待を持つなら含む日本(オルカン)を選択した方が良いでしょう。

そもそも日本を含まなければ全世界に分散できているとは言えません。

また、現在日本は国を挙げて、日本市場の盛り上げようとしています。

つまり日本市場上昇相場は国策となります。

国策には、素直に従った方が投資の世界では良い結果が得られることが多いでしょう。

「全世界株式含む日本(オルカン)」と「除く日本」の人気比較!?

「全世界株式含む日本(オルカン)」と「除く日本」の純資産の違いとして、次の表のとおりとなります。

「全世界株式含む日本(オルカン)」の方が圧倒的に買われており、その差は5倍以上。「除く日本」よりも人気を集めています。

全世界・含む日本(オルカン) 全世界・除く日本
純資産 2,555,947百万円 418,249百万円

まとめ|「全世界株式含む日本(オルカン)」と「除く日本」のメリット・デメリット

「全世界株式含む日本(オルカン)」と「除く日本」にはどちらにも、メリット・デメリットが存在します。

最終的には、このメリット・デメリットをしっかり吟味して、自己判断で無理のない投資を心掛けてください。

全世界株式含む日本(オルカン)のメリット・デメリット

低コストでグローバルな分散投資ができることが挙げられます。

分散投資はポートフォリオを安定させ、初心者でも比較的簡単に投資をすることができます。

デメリットとしては、構成はファンドにまかせっきりなので、自身で選択することができません。

また、安定とは裏を返せば堅実な投資になるため、一攫千金は無く、結果が出るまでには長期間を要します。

「除く日本」のメリット・デメリット

全世界株式含む日本(オルカン)と同じく、低コストで比較的簡単に分散投資ができます。

デメリットとしては、日本市場が好調な場合、その恩恵を受けれない事になります。

その反面、日本市場が不調なときは、その分リスク回避ができます。

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