永住権許可(永住ビザ)を取得する際に必要になるのが理由書です。本記事では、この理由書の書き方について解説していきます。解説は帰化・永住権許可を専門としている行政書士がします。
目次
永住権(永住ビザ)取得に重要な理由書とは
永住権(永住ビザ)取得の鍵がかかっているといっても過言ではない重要な書類が理由書です。
理由書はいわば、融資を受ける際の事業計画書みたいなもので、どうして日本で永住したいのか、永住権を受けるために今まで何をしてきたかなど、法務大臣にアピールする書類でもあります。
永住権(永住ビザ)許可の理由書の書き方
理由書の書き方には、これといった様式はありません。
しかし、理由書を書くにあたって、おさえていきたいポイントがありますので、以下に挙げたこれらポイントを参考にしてみてください。
・国籍・名前について
・来日から現在までの経緯について
・将来についての安定収入・保有資産について
・法令を順守して、社会的に避難されることのない生活を営んでいることについて
・永住権許可を受けたい理由について
先ず、冒頭で誰が永住権許可を受けたいのか明確にします。
申請人
名 前 〇〇
国 籍 〇〇
生年月日 19〇〇年〇〇月〇〇日
私は、西暦19〇〇年〇〇月〇〇日生まれで、〇〇国籍の〇〇と申します。
来日から現在までの生活の経緯を、できるだけ時系列にそって記載します。
私は、何処の〇〇の〇〇大学経済学部を卒業後、20〇〇年〇月に来日しました。同年20〇〇年〇月に〇〇大学国際学部日本語科に入学し、20〇〇年〇月に卒業しました。同年〇月、㈱〇〇会社に就職、現在に至ります。
現在、就いている仕事での収入や、保有している資産にについて記載します。また、配偶者の場合は、世帯収入や世帯で保有している資産について記載します。
現在、㈱〇〇会社でいただいている給料は年収で400万円となります。また、現在保有している資産としましては800万円ほどございますので別紙の添付資料をご確認ください。
法令を順守していること、社会的に避難されることのない生活を営んでいることについて記載します。
私は来日から現在に至るまで、日本の法令を守りながら生活してきました。また、税金等に関しても今まで怠ることなく納税してまいりました。
なぜ日本に永住したいのか、その理由を記載します。
現在、就労している㈱〇〇会社では、貿易事務における日本語および〇〇語の通訳、翻訳業務をしております。幸い会社の上司や同僚にも恵まれ、業務内容としてもこれまでの経験や専門知識を活かせる仕事なので、非常にやりがいを感じています。
また、私の家族全員日本で安定した生活を送っており、これからも日本で働き生活していきたいと考えております。何卒、日本国の永住許可の許可をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
理由書の悪い書き方
理由書はどうして、日本に永住したいのかを法務大臣に説明する書類です。
そのため、なぜ日本で永住したいのか、その想いを記載します。
そのような重要な書類なのに、書籍やネットなどで参考に挙げられている理由書を丸写ししたり、虚偽の内容を記載するのはもってのほかです。
申請者が日本に永住したい想いを、素直に書き出すことがもっとも重要なのです。
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いかがだったでしょうか?永住権取得に重要な理由書についての解説でした。
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