大阪府/経営事項審査で決まる入札参加資格のランク付け

経営事項審査を基に、入札参加資格のランク付け(格付け)というのがされています。本記事では、このランク付けについて解説していきます。解説は建設業許可・経審を専門としている行政書士がします。

入札参加資格のランク付け(格付け)とは

入札参加資格のランク付け(格付け)とは、ランクによる建設業者の棲み分けを行い、事業の規模・能力に応じた工事を受注させる制度となります。

大阪府では、土木一式、建築一式、電気、管、舗装工事に等級区分が設けられており、請負うことができる発注工事金額がそれぞれ設定されています。

建設業者は経営事項審査(経審)で算出された評点を基にランク付けされ、そのランクによる棲み分けがされているのです。

それでは、このランク(格付け制度)について大阪府・大阪市の公共工事を基に見ていきましょう。

 

経営事項審査(経審)で決まる入札参加資格のランクとは?

経営事項審査を受審すると下記の結果通知書が送付されてくるのですが、この結果通知書に総合評定値(P点)が掲載されています。

経営事項審査(経審)で決まる入札参加資格のランクとは?

 

大阪府では、この[1]総合評定値(P点)と下記点数を足して等級区分評点を算出しています。

 

[2] 地元点(100点)

府内業者(大阪府の区域内に建設業法施行規則第6条に規定する主たる営業所を置く者)に加算します。

[3] 福祉点(8点)

障がい者を雇用し、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に規定する法定雇用率を達成している者に加算します。

[4] 環境点(2点or4点)

建設業許可を有する建設工事に関する事業活動について「エコアクション21」、「KES」又は「エコステージ」の認証を、大阪府との契約先(本店又は支店等)において取得している者に加算します。

この総合点ともいえる等級区分評点で、ランクを棲み分けているのです。

 

実際の入札参加資格のランク(格付け制度)の見方

それでは次に、実際にどのようにランク(格付け制度)で棲み分けられているのか見ていきます。

大阪府では、H31年現在、土木一式工事、建築一式工事、電気工事、管工事、舗装工事にそれぞれランクが設けられています。

大阪府のH31度の等級区分及び工事金額

大阪府では、H31年現在、土木一式工事、建築一式工事、電気工事、管工事、舗装工事にそれぞれランク(格付け制度)が設けられています。

実際の入札参加資格のランク(格付け制度)の見方引用:大阪府より(http://www.nyusatsu.pref.osaka.jp/keiyaku/e-nyusatsu/index.html)

大阪市のH31度の等級区分及び工事金額

大阪府では、H31年現在、土木一式工事、建築一式工事、電気工事、管工事、舗装工事、造園工事にそれぞれランク(格付け制度)が設けられています。

実際の入札参加資格のランク(格付け制度)の見方引用:大阪市より(http://www.keiyaku.city.osaka.lg.jp/)

 

経営事項審査から入札までの流れ

経営事項審査の受審から入札ができるまでの流れは下記となります。

①建設業許可を取得 → ②決算変更届けを提出 → ③経営分析状況を受審 → ④経営規模等評価を受審 → ⑤経営事項審査の結果通知書の受取り → ⑥入札参加資格申請 → ⑦入札開始

経営事項審査の流れ

入札ができるようになるまでは、こういった流れになり、その間でランク付けが行われます。(⇒経営事項審査とは

 

ランクが低い方がいいこともある?

建設工事を請負う場合、請負金額が高い工事がいいにきまっている・・・。

だから、一つでも上のランクを目指した方がいい。

そう思われている方も多いと思いますが、実はそうでもないのです。

例えば、大阪府の土木一式工事で見てみますと、C等級で2,000万~9,000万未満の発注工事金額の公共工事を受注することができます。

しかし、等級がCと決まってしまっているので、9,000万以上のB等級の工事はもちろん2,000万円未満のD等級の工事も受注することができなくなっていまうのです。

会社の経営方針は様々です。

ガンガン売り上げを作っていく会社もあれば手堅く現存の職人さん達だけで仕事をまわしていくところもあります。

そんな会社にとっては、経審の点数が上がってしまったから今回からは等級が一つ上がります・・・なんて言われたら致命傷を負いかねません。

先に自分がどのランクに入りたいのかを考え、経営のサイクルを作っていくのも一つの素晴らしい経営戦略だと思います。

つまり、この等級区分を把握し、「経営事項審査ではどのくらいの評点で着地させるのか」を逆算して取り組んでいく事が重要なのです。

 

大阪で入札参加資格の申請代行を依頼する

いかがだったでしょうか?「入札参加資格申請から公共工事入札までのスケジュール」についての解説でした。

アカツキ法務事務所では入札参加資格申請はもちろん、経営事項審査申請、建設業許可の決算変更届や変更届などの各種手続きをフルサポートさせていただいております。

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