外国人建設就労者建設現場入場届出書とは、技能実習生だった外国人を雇用する場合に一次下請負以下の企業が直近の元請負に提出するものです。
本記事では、外国人建設就労者現場入場届出書について解説していきます。
解説は建設業許可・経営事項審査を専門としている行政書士がします。
目次
外国人建設就労者現場入場届出書とは
- 建設分野の技能実習に2年以上従事して修了した後に、引き続き日本に留まって建設業務に当たる者
- 技能実習を終了して一度帰国した後、再び日本で建設業務に就くことになった者
外国人建設就労者建設現場入場届出書は技能実習生だった外国人が対象となりますので、現技能実習生や技能実習生以外の就労に制限がない在留資格で就労している者は必要ありません。(⇒就労に制限がない在留資格とは)
外国人建設就労者現場入場届出書の書き方
外国人建設就労者現場入場届出書の書き方は以下の通りとなります。
外国人建設就労者が関わる工事名を記入します。
該当する工事の施工場所を記入します。
外国人建設就労者の氏名・生年月日・性別・国籍をパスポートに記載されている内容をもとに記入します。
該当する外国人建設就労者が従事する業務を記入します。
該当する外国人建設就労者の現場に従事する期間を記入します。
該当する外国人建設就労者が日本に在留できる期間がいつまでかを在留カードに記載されている内容をもとに記入します。
適正監理計画認定証に記載されている適正監理認定番号を記入します。
自社の住所を記入します。
自社が何次請けであるか上位の企業からの流れをここへ記入します。
外国人建設就労者を雇用するにあたって、責任者を選任する必要があります。
受入建設企業は受け入れる外国人建設就労者の人数や職種に応じて、適切に管理指導者を配置する必要があります。
自社が施工に取り掛かる対象地域を記入します。
外国人建設就労者が取り掛かる施工内容を記入します。
外国人建設就労者現場入場届出書の添付書類
- 適正監理計画認定証
- 該当外国人建設就労者のパスポートのコピー
- 該当外国人建設就労者の在留カード又は外国人登録証明書のコピー
- 該当外国人建設就労者との間の雇用契約及び雇用条件書(労働条件通知書)
建設業で外国人を雇用する
現在、建設業界で外国人雇用ができる就労ビザは、「技能」「技能実習」「資格外活動」「特定技能」があります。(上記で解説した就労に制限がない在留資格を除きます。)
特に現在は技能実習から特定技能に移行するケースが目立っています。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、ご一緒にご覧ください。(⇒外国人労働者の雇用)
建設業許可取得を依頼する
建設業許可を取得するためには、あらかじめ専門的な知識を習得しておく必要があります。
しかしながら、日々忙しい中で、これら専門的な知識を身につけるのは、簡単なことではありません。
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