会社設立後、社会保険に加入しなくてはなりません。
本記事では、この社会保険加入の費用について解説していきます。
(※社会保険加入の手続は社会保険労務士の独占業務となっており、他士業に依頼・相談することはできません。そのため、自身で申請するか社労士に依頼する必要があります。)
目次
会社設立にかかる費用「社会保険」
会社設立後、社会保険に加入しなければなりません。
この社会保険に加入すれば当然のごとく保険料を支払わなければなりません。
この保険料は、30万円の給与に対し89,000円程必要になります。
社会保険料は、結構大きい金額となりますので、会社をしっかり運営していくためには深い知識が必要です。
社会保険とは
社会保険とは主に下記4種の保険のことをいいます。
・健康保険
・厚生年金保険
・雇用保険
・労災保険
健康保険とは、ケガや病気、出産、死亡に対する保障制度です。こうした事柄が生じた時にかかる費用の一部が負担されたり支給されたりするものです。(⇒健康保険の詳細)
厚生年金保険とは、老後の生活、障害、死亡に対する保障制度です。(⇒厚生年金保険の詳細)
雇用保険とは、従業員の雇用の安定や促進を目的として作られた公的な保険制度です。(⇒雇用保険の詳細)
労災保険とは、仕事中や通勤中の事故、または災害でケガや病気になった場合などに保障を受ける制度となります。(⇒労災保険の詳細)
社会保険料は29%
以下、従業員が39歳以下で月給が30万円の場合の社会保険料です。
健康保険(折半)10.19%、厚生年金(折半)18.3%、雇用保険(社員)0.3%(会社)0.6%、労災保険(業種により変わる)0.3%で計算しています。
全てあわせると、会社側の負担が社員の給与に対して約29%ほどありますので、把握しておきましょう。
社員負担 | 会社負担 | 合計 | |
健康保険 | 15,285円 | 15,285円 | 30,570円 |
厚生年金 | 27,450円 | 27,450円 | 54,900円 |
雇用保険 | 900円 | 1,800円 | 2,700円 |
労災保険 | ー | 900円 | 900円 |
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いかがだったでしょうか?会社設立に社会保険の費用についての解説でした。(⇒会社設立の費用ガイドに戻る)
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